2005年11月17日午前2時半ごろ、まず飲食店での仕事を終えて帰宅した姉(当時27歳)がドアを開けた瞬間に背後から襲撃。
ナイフで胸を突き刺し、片足のズボンと下着を脱がせ強姦、跡を残さないための工作を行った。
約10分後には妹(当時19歳)が帰ってきたためナイフで胸を突き刺し、姉のすぐ側で強姦した。
その後、ベランダで煙草を吸った後に姉妹の胸を再び突き刺してとどめを刺し、室内に放火し現金5000円や小銭入れ、
貯金箱などを奪った上で逃走した。2人は病院に運ばれたが搬送先で間もなく死亡した。
大阪府警は同年12月5日、建造物侵入容疑で加害者を逮捕。12月19日には強盗殺人容疑で再逮捕した。
この逮捕で、被疑者が少年時代の山口母親殺害事件を起こしていたことがメディアで取り上げられた。
凶器の刃渡り12センチのナイフは加害者の供述通り、犯行現場マンションから約400メートル離れた神社の敷地内の倉庫で発見された。
警察の調べに対し加害者は「母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血を見たくなった」「誰でもいいから殺そうと思った」と供述、
弁護士には「ふらっと買い物に行くように、ふらっと人を殺しに行ったのです」と述べた。