週刊大衆10月21日号(抜粋)

傍若無人と評される宅間元死刑囚だが、宅間の看守を務めたA氏によると意外な一面をのぞかせた。
宅間は死刑が確定した数週間後から不眠症に悩まされたという。
不眠を訴える宅間には処方された睡眠薬を与えられた。
しかし、それでも宅間は夜な夜なうめき声を上げ眠れなかったらしい。
当時すでにそのA氏に対し、心を許していた宅間はある夜、珍しく弱音を吐いた。
宅間によると夜、殺した子供達の亡霊が脳裏に浮かんでくるとの事だった。
死刑が近づくにつれ宅間の不眠はますます悪化し、ついには看守に涙を流しながら助けてくれと訴えたという。
逮捕以来、罵詈雑言を吐き続けた宅間だったが、実は常に何かに怯え、独房の中で震えていたと言う。
裁判所で死刑を判決されても動じなかった男だったが、A氏によるとそれはただの虚勢だったとの事。
我々、取材班はこの事実を知り、宅間の本性は他の犯罪者となんら変わりない男だと悟った。