【国鉄】下山事件【総裁】
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0556名無しさん@お腹いっぱい。
2007/09/25(火) 14:50:09ID:pHDovDOkつぎのような証言がある。「事件から一ヶ月くらいたって、私は自殺≠フ線の報告書を出した。その結果、ウィロビー少将
のオフィスから、プリアム課長を通して私に与えられた指示は、他殺として扱え≠ニいうことであった。そこで私は田中総監
に会って、口頭で他殺として扱え≠ニいったら、田中はノー≠ニ答えた。田中はサムライで、誇り高い男だった。イヤだ、
同意できない≠ニハッキリ言った。田中は非常に困惑した表情でそういった。
そこで、私と田中は歩み寄りを考えた。それは、では、必ずしも他殺ということではなく、自殺、他殺両方の可能性を含む
線を出そう。少なくとも、自殺とハッキリ明言はしない≠ニいうことに落ち着いた。――GHQの目的は、そのように扱うことによって、
共産党に圧力をかけることであった。この目的は、プリアムが私に言葉でそういったわけではない。しかし、当時の雰囲気は、
誰もが共産党の仕業だと思っていたし、公安課の空気からいっても、プリアムの意図は明瞭に読み取ることができた。冷血な
殺人者、腹黒い暴力者としての共産党……その印象を、人々の頭の中に残しておく必要があった。それは純然たる
政治的宣伝(プロパガンダ)である。自殺ではなく、他殺のニオイを残して迷宮入りにすれば人々がいろいろと憶測する。
その結果、共産党に力がかかる。そういう筋書であった。
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