>>460

油の分析に関しては、鹸化数でやっており、機関車の油とは異なる
というのは明確に出ているよ。また、植物油を混ぜているケース
があったからといって、それが轢断機関車に使われていたという
証拠はない。その意味では轢断機関車の油をチェックして調べて
出されている結果を尊重すべきではないかね。
また、轢断前に総裁が横たわっていたと考えられる場所のレール、
枕木に大きな油染みがあるということは総裁の体に付着していた
ものがレール等に付着したと考えるべきだろう。
また、総裁の上着の内側には微量のぬか油が付着していたが、
外側には付着していなかった。機関車からの付着というには
無理がある。
しかし、総裁が着ていた下着に関しては、機関車が牽引していた
貨車の車軸に巻き付いて水戸まで行っており、これからはちゃんと
鉱物油とぬか油の両者が検出されている。

鑑定書は秋谷が書いたかどうか、あるいは部下の助手が書いたか
どうかはわからんが、一緒に作業しているスタッフが合同で書いて、
秋谷が最終的にチェックしたということも考えられるが、それに
対して何の問題もない。
下山油がぬか油と決定されたのは鹸化数で判断したのであって、
そのときトウモロコシ油でも同等の鹸化数だったが、当時は
トウモロコシ油は全く世の中には出回っていなかったので、
ぬか油にしたのであって、理論値通りだからというわけではない。
また、いろいろ科学実験や機器を使って測定した経験があれば、ほぼ
理論値どおりに出るケースのほうが圧倒的に多いというのが解るがね。
(まあ当たり前のことだが)