この事件では、大前提で間違っていることがある。

松本サリン事件を例に取れば、
容疑者とされた、第一通報者である会社員が
バケツとスコップでサリンを作ったという誤った認識が
取られた。
そんなことは、ある程度の知識のある者なら出来る訳がない
ということは判断がつくことだ。
しかししの当時、世間は間違ったのだ。

世間とは、そんなものだ。

和歌山カレー事件においても、
砒素を持つことが出来る者は、限定されるということが
大前提とされている。
そんなことは無い。
私自信、中学生の頃に理科の実験用に砒素を持っていた。
それほど簡単に手にはいる。

農家では、農薬として砒素などいくらでも持っている。
和歌山のような温暖な地域では白ありの駆除などの目的で
いくらでも手にはいる。

砒素の鑑定をするなら、容疑者の持っていた砒素だけを
鑑定するのでは片手落ちだ、
他にも持っている者がいるのだから、そちらも鑑定しなければ
ならない。