米国で急成長を遂げるソーシャルゲーム大手のジンガは、300万ドル以上を世界各国のNPOへ
 寄付するなどして社会貢献のアピールに必死だ。
 DeNAの南場社長に突きつけると、こう返した。
 「我々が提供しているソーシャルゲームは、半分はコミュニケーションのツールみたいなところが
 あるわけですよね。だから、すごく落ち込んでいる時に励まされたり、学校に行きたくない時に背中を
 押されたり、ということもある。お互いにみんな『おつかれ』みたいな話をしていて、人のぬくもりとか
 つながりとかを感じることができる。私は、モバゲーやその上で繰り広げられているソーシャルゲームは、
 一点の曇りもなく素晴らしいものだと思っています」
 グリーの田中社長も、同じような考えを披瀝する。「親子なり家族で、グリーの仮想ペットのソーシャル
 ゲームを楽しんでいる人って、たぶん日本中に何十万人か何百万人か、いるわけです。そういう家庭を
 明るくするという社会貢献も、あると思う。あるいは、コミュニティーで知り合っていろいろ教えてもらって、
 勇気づけられるというのもあるでしょうし。そういう小さなプラスの積み上げが世の中を変えていくと、
 僕は思っているんです」(以上、抜粋)