ヴェル奮闘記。
大進からの過当請求に苦悩していた被害者Aが、大進からの受信をヴェル氏の携帯に転送。
ヴェル氏がAを代弁し大進の不当請求について質疑および反論を試みる。
しかし被害者Aが、大進運営の閲覧有償サイトに実際にアクセスしていた経緯が発覚。
猶もって如何わしきアダルトコンテンツだった実情が判明し、ヴェル氏はAに一抹の不信感を抱懐。
他方、大進からの苛烈な誅求に恐怖したAは、ヴェル氏へ対する山田の私怨に棹差し、ヴェル氏個人情報の密告と引換に債務軽減の恩赦を得る。
山田に住所を探知されたヴェルは大進本部地下拷問室に麻酔拉致され全裸開脚の磔刑に処せられ、秋霜烈日の被虐にて阿鼻叫喚の日々。
鞭や水火、利器・鈍器による苛烈な体罰の結果、不妊・隻腕・隻眼・聾唖になるも脱走に成功したヴェルは、僻地の廃屋に隠遁。
ヴェル氏はAに裏切られた怨讐を胸に性悪説の疑心暗鬼に陥り、運営サイトを閉鎖。
オフライン環境にて架空請求業者と果敢に孤軍奮闘する孤高な境涯に挺身する――