何を持って「松本色」とするかの基準は人それぞれなんだから永遠に話は噛み合わないよ

デザインや雰囲気が「松本零士っぽい」だけで「松本色」とする人
デザインだけでなくキャラの思想や概念まで999やハーロックその他戦場作品に共通する「松本イズム」が表現されて初めて「松本色」と認める人とか段階はぜんぜん違うからね

2199を持ち上げてるバカは「ロクロック鳥」出てるから松本色!みたいに言ってる前者なだけで2199に後者の「松本イズム」は一つも出てこない
初作に関しても「松本イズム」だと感じられるのは1話の「明日のために今日の屈辱に耐えるんだ」ぐらいで>>330のとおり、以降話が進むにつれて
松本イズムというよりはイスカンダル編では石黒氏の演出効果のほうが割合大きいと思う
だから自分は御大はあくまで「アニメを冒険王でコミカライズした人」であって基本はひおあきらと同ポジションなんだよなぁ
(もちろんキャラ原案なだけ上位だけど)

ちなみに映画版999やTVハーロックも「松本イズム」ではなく監督の「りんたろう」色がかなり強くて
誤解を恐れずに乱暴な言い方をすればこちらも「松本作品」ではなく松本キャラを借りた「りんたろう作品」でしかないと思う

じゃあ松本イズム溢れるアニメ作品は何なのかと言われたらある程度原作を再現しているTV版999とか爆死したわが青春のアルカディア、中身ウンコで「宣伝女王」と
揶揄された1000年女王とかじゃないかなぁ、まあそれがトドメとなって松本アニメブームは終わるんだけどねw(新ヤマトでも御大は1000年単位とかホント大好きみたいだし)

お前松本零士アンチなん?って言われそうだけど
自分の御大評はメーテルやハーロックのキャラデザイナーとしてはたまらなく好き
短編作品は優れたものがたくさんあって大好き、でも長編物は全く駄目、途中で投げ出すしストーリーテラータイプではない
(どちらかというと話作るより絵描きタイプなのでダビンチ伝みたいに元ネタがあるとそれなりに面白いんだが)
「松本イズム」に関しては石にかじりついても生き残る的なハングリー精神は大好きだけど、いつか世間を見返してやる
みたいな僻み根性そのまんまな部分は度を過ぎた貧乏人コンプレックス丸出しな感じがしてドン引きかなぁ、
あと血統にこだわり祖先もやたら大事にするけどそれ自体は悪いことではないけどあまり大げさに振りかざすのもなんだかなぁ

自分の中では安彦さんと似たような感じで「キャラデザは大好き、でも長編漫画とかお話づくりはイマイチ」みたいなイメージの人