ゴブリンスレイヤーはラノベの明日を奈落に落とす糞アニメ57.1
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0710(糞なろう小説・655を改変)1
2019/08/30(金) 15:59:56.98ID:QvEtw76u0…ゴブリンスレイヤーとゴブリンパラディンの激突を手下たちは心配そうに注視していた。
逃げ出そうというものは一人もいないが、余興として楽しむ余裕のある個体もいない。
聖騎士配下のゴブリンたちは後付けで勇敢さを学んだが、大きな弱点がある。
…本来、極寒の地の動物は寒さに抵抗するべく餌をつけて体躯が大型化する。
ゴブリンたちも窮乏すれば、通常なら共食いや独り占めが起き、
餌を確保できた一握りの小鬼が上位種に体躯が変化していく。
…しかし聖騎士は酋長のころから変わり者で、人間臭くなりすぎていた。
身勝手さを否定し、仁将を装い、手下全員を公平に助けているのだ。
略奪は集団で、組織的に行う。互いに助け合い、死にかけた手下を真っ先に治療する。
…手柄を立てたものはキラキラした勲章を与えて褒めたたえ、食料に大きな差はつけない。
…武術を学べ。文字を学べ。勇敢さを学べ。只人の文化を学習し、追い抜け。
…優秀なはずの我々が苗床の文化を学べないわけがないではないか!
一見正しい。略奪ごとの犠牲は減り、村を滅ぼすのも効率的。
雑兵たちも悪い気はしない。同族同士の信頼感も僅かに生まれる。
だが、あくまでも彼らの統率は欲によるもので、間引きが頻繁に起きるもの。
人間のように扱われば同族同士の競争の部分が甘くなる。
では物資の限られた環境で、僅かの略奪品を露助のように公平に分け与えたらどうなるか?
…充分な食料がそろうまで、ホブやシャーマンの上位種がまるで生まれてこないのだ。
誕生した上位種は回復魔法がほんのわずか使える小鬼神官だけ。
残りの雑兵の数の暴力はいざというときに脆く、ロードの軍には遠く及ばない。
唯一の救いは全員に脳に栄養が行き渡るので
「程々に」賢いタイプが生まれて、組織人としてみれば、そこそこ強いこと。
統率力のある狡猾なタイプであれば、誕生の余地があることだ。
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