ゴブリンスレイヤーはラノベの明日を奈落に落とす糞アニメ57.1
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0030名無しさん@お腹いっぱい。
2019/08/14(水) 17:12:39.23ID:Chowq+ND0雪にまみれた剣をそのまま火の傍に置き、すぐに寒さの中に晒せばどうなるか。
溶けた水に濡れた鍔と鞘とが、再び寒さに晒され凍り付くのは必然といえよう。
目に涙を滲ませる令嬢騎士の周囲を、ゴブリンどもは十重二十重に取り囲む。
ぎゅっと唇を悲しませ、ならばと彼女は寒さでうまく回らぬ舌で呪文を紡がんとする。
「トリヌス…オルエンス…」
「GRORRA!」
「ん、ぶぅっ!?」
無論ゴブリンどもは、それを待ってやるほどの慈悲を持ち合わせてはいない。
容赦のない礫の一撃が顔に叩き込まれ、たまらず令嬢騎士は倒れ込む。
小鬼の慈悲とは、怯えた獲物が哀れっぽく嘆願する様を、嘲るためのものでしかないのだ。
形の良い鼻がひしゃげ、ぽたぽたと滴る血が雪原を赤く汚していた。
「GROOOOUR!!」
「い、やっ!やめ、やめなさい、あっ!?ひ、ぎっ!?ゃめ、っい、ゃあぁっ!?」
髪を掴まれ、泣き叫び、剣を奪われ、悲鳴をあげて。
そして宙を蹴るように足掻く足だけを最後に見せて。
両手の指よりも多くの小鬼たちが寄ってたかり、令嬢騎士の姿は埋もれていった…
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