しかもゴブスレは当初は聖騎士の工夫や利他的行動に「(ゴブリンの分際で)気に入らん…!」ってリアクションをするんだけど
敵が弓矢の整備で失態を犯したことや全軍で追撃をかけて双方が偶発的にダイス勝負になったときに
マンチ合戦や能力面で自分に一歩及んでいなことに気づいて心底がっかりするのね
本心は称えたかったのか、憎悪して踏み台にしてるのかどっちだったのだろうかと

作者は「敵ながらやるな」という感じの発言をガチで軽蔑していた節があって
敵への賞賛は強者の余裕や「自分が器があるんだ」ってポーズが言わせるからそういうのは欺瞞だとか
生存戦争は憎悪や軽蔑や恨みが全面的に出てくるのが現実だとか本気で考えてて
愚王vsアンデッド軍団でも「くたばれ悪魔」という憎悪や愚弄のナレーションばかりが登場する

上の方で話題になっているロード戦でも周囲に泣きを入れる時も素直になれずスカした言い方になってしまうのは
そういう描写ってトロルが「荒んだ軽蔑こそリアル」とか世界観そのものを逆張りしてる辺が原因なのかも