【リゼロ】Re:ゼロから始める異世界生活★死に戻り127回目
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0191風の谷の名無しさん@実況は実況板で (オッペケ Sra1-n2oP)
2020/07/10(金) 19:32:12.73ID:s0g7IdTVr>レムの面差しにわずかな微笑の気配が浮かぶ。
わざわざ見える位置に鉄球を運んだレム。彼女の真意は十分に伝わった。
お前の命は自分が握っていると、そう知らしめるためのわかりやすい示威行為だ。
その後も、似たような質問に似たような返事。
その数の分だけ鎖の音が響き、それに続いて苦鳴と悲鳴の大合唱だ。
意識が吹き飛ばされそうになるたび、レムの手ずから回復魔法で治療され、治癒と暴力の無間地獄を繰り返されるスバル。
精神は摩耗し、意識は何度もまばらに途切れている。それでもなお、レムの仕打ちに心だけは屈しなかった。
そんなスバルの頑なな態度に疲れを感じたのか、ふいに空を見上げるレムがぽつりと、
「そろそろ戻らないと。夕食の支度が遅れてしまいますので」
「……晩飯か。今日の、メニューは、なんなのかな……」
「そうですね。挽肉のパイ包みなどいかがでしょう」
ことさらに鎖を鳴らして鉄球の存在を誇示するレムに、スバルは「晩餐に並ぶのは勘弁」とそう応じるのが精いっぱいだ。
最後まで軽口を叩き続けるスバルの姿勢に、レムはついに吐息で感情を表現。それからふと黙り込み、いつにも増して感情の消えた瞳でスバルを見下ろす
「ロズワール様が歓待しろと仰るから、レムも様子を見ていました。……でも、もう監視する時間すら苦痛でならない。姉様が世話をするのを装って、あなたと親しげに振舞っているだけと知っていても!」
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作者「ラムは気が付いていたけど、レムが和解するのを望んで様子を見て駄目だと思ったから駆けつけた」
殺害も拷問もレムの被害妄想だからな
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