>>424
太平の世になっていわゆる「忍者」が無用になったことで
その子孫たちが先祖の功績と自分たちの一種の虚栄のために
忍術書とか秘伝書を書き残し、隠避しながらも意図的に広めた
本来は隠密活動なので書物を残すと言うこと自体が矛盾するのだが
そこで過剰なまでに術や技を粉飾したりもしてるし
またそういう術と称するモノが大道芸の一つでもあった

明治になってからその秘伝書を元に「忍者」という言葉も発明され
妖術使い、幻術使いとしての忍者というイメージができあがる
戦後の貸本漫画でも例えば杉浦茂先生の作品では
仙人が忍術を教えるってパターンがたくさんある
だから白土三平のカムイ伝が当時としては異色の忍者モノだった