>>54
鳥山石燕の描いたぬらりひょんは吉原通いする太鼓持ち(男芸者)がデザインのモデルで
特に太鼓医者といって江戸時代までは医学が進歩してなかったから
医者というのは気休め程度の存在であり
ある程度学識はあっても胡散臭い、信用できない職業としてある面で蔑まれてた
(勉強はできるけど向上心のない連中が医者になるって思われていた)

で、太鼓持ちのように富裕層に取り巻く医者を太鼓医者といった
当時の上流階層の医者は、塗りの駕籠で往診したり帯刀が公認されていた
(ただしそんな医者でも大多数は金持ちの取り巻き程度にしかみられてなかった)

駕籠から降りることを「ぬらりん」といい、家屋に上がることを「ひょん」という
当時の流行り言葉があったから
石燕の描くぬらりひょんは、駕籠から降りて遊郭に上がる
帯刀した太鼓医者風の姿になってるそうだ