この手の作品て、
主人公が、誰か大切な人の命と、世界全体の存在を両てんびんにかけて、二者択一の選択を迫られるけど、

両方助けるって、選択をして、そして、それを出来る限りご都合主義と言われないようにいろんな理由をうけてハッピーエンドって
いうのがもうある種の様式美として確立したジャンルだと思うんだけど

この作品は主人公が「自分だけ死ぬか! 世界もろとも死ぬか! どっちにしろお前は死ぬけどな!」
っていう選択なのがつらい

鬼頭模宏の「ぼくらの」と同じような感じだけど、あっちはわりとほぼ全員潔く死んでいったな。