事実対等ではなかったろう。みぞれ自身が「希美は私より
ずっと上」と思っていたろうし
希美はそう思ってなくても深層心理で「みぞれは昔から私の
後ろをチョロチョロついてきてた妹分」だと思ってたはず。
だから1年間みぞれに逃げられ続けても「どうせみぞれのほうからやっぱ
希美と離れてたらイヤ!と泣きついてくるっしょ」と自分からは
積極的にみぞれにアプローチしなかった。
もともと性格的になかなかかみあわない二人なうえに深層心理的
上下関係があったから余計かみあわなかった。それがあの日から
みぞれの巨大な才能を目の当たりにし、みぞれの生の熱い感情をもぶつけられた
んだからいやおうなくふたりの距離感も上下関係もかわったろう。