NEWSの手越祐也(32)がジャニーズ事務所を退所する意向を固めたことが26日、分かった。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言中に何度も外出。
期間限定ユニット「Twenty★Twenty(通称トニトニ)」のメンバーから外され、さらに無期限の活動休止という新たな処分がこの日、発表された。一連の処分に反発した手越が、独立を決断した形だ。

 無期限の活動休止という新たな処分が下された手越。今後、事務所側と協議するとみられるが、気持ちは退所で固まっている。

 知人によると、手越はすでに個人事務所の設立を準備中。退所後は自身の知名度を生かして「実業家になりたい」などと話しているという。

 退所決断の背景にあるのは処分への不満だ。特に「トニトニ」のプロデューサーを務める滝沢秀明副社長(38)に強く反発しており「自分をトニトニのメンバーから外す処分を主導したのが滝沢さんだと思い込んでいる。
今後も“滝沢体制”が続くのなら出て行ってやるよということ」(知人)という。

 手越は緊急事態宣言中の4月下旬に女性を伴い外出していたことが判明したため、今月13日に発表されたトニトニのメンバーから外れた。
これまでも軽率な行動を繰り返し、そのたびに注意を受けてきたが、改心する様子がないと判断した事務所としては「我慢の限界だった。
トニトニのメンバーから外したのは、次に問題を起こしたら退所の覚悟が必要だというイエローカードの意味合いがあった」(ジャニーズをよく知るテレビ局関係者)という。

 それでも、23日未明に都心で複数の男女と飲み会を開いていたことなどがウェブサイト「文春オンライン」で報じられた。事務所が本人に確認したところ「一部、事実関係に相違がある」ものの、酒席への参加自体は認めたという。
事務所は26日、公式サイトで処分を発表。「すべての芸能活動の自粛もやむを得ないものと判断するに至りました」と説明した。

 手越はこの日をもって活動を休止。レギュラーを務める日本テレビの人気番組「世界の果てまでイッテQ!」の出演も見合わせる。
年間視聴率3冠王の同局をけん引する同番組に13年にわたって貢献してきたが、退所が決まればそのまま降板することになる。コロナ渦での電撃的な退所劇は物議を醸しそうだ。